Google Pixel 4 超解像ズームが凄い!/iPhone 11,HUAWEI P30 と比較
Google Pixel 4のリア(背面)カメラは、1220万画素(広角 F/1.7) と 1600万画素(望遠 F/2.4)のデュアル構成となっています。シングルカメラのPixel 3も相当評価が高かったのですが、さらにスペックアップしています。
Pixel 4のリアカメラ(広角)はPixel 3と同じ1220万画素ですが、絞り値がf/1.8 から f/1.7とスペックアップし、暗所のノイズもさらに抑えられます。
また、1600万画素の望遠が搭載されています。光学2倍ズームが可能で、最大8倍までのズームが可能となっています。望遠レンズを搭載したことで、Pixel3にも搭載していた「超解像ズーム」がさらに進化。この最大8倍までの「超解像ズーム」がPixel 4の売りの一つとなっています。
今回はこのズームに焦点を当てて作例を紹介したいと思います。
※iPhone 11 は Pro ではない方を使用します。
2倍ズーム(Pixel 4 は光学2倍ズームが可能)
Pixel 4から搭載された光学2倍ズーム。P30も光学2倍ズームです。
光学ズームは、レンズの焦点距離を長くすることで、被写体を大きく写すため、基本的に画像を引き延ばしただけのデジタルズームと違って 画質は劣化しません。
一方、「iPhone 11」はiPhone11 Proとは異なり望遠カメラが付いていません。ズームも光学ではなくデジタルズーム(最大5倍まで)です。
光学2倍ズームのPixel 4やP30と比較して、iPhone 11 のズーム写真は全く毛のふさふさ感が無いのが分かります。
①Pixel 4「2倍」、4032×3024、f/2.4、露出時間1/24、ISO-432
②iPhone 11「2倍」、4032×3024、f/1.8、露出時間1/60、ISO-500
③HUAWEI P30「2倍」、3648×2736、f/1.8、露出時間1/60、ISO-400
3倍ズーム
2倍を超えてくるとPixel 4は光学ではなく「超解像ズーム」となります。望遠レンズとソフトウェア処理により被写体を大きくしますので、光学ズームと違って画質は若干劣化します。光学ズームはせめて3倍程度までは欲しかったところですが、下記写真を見ても分かるとおり、「超解像ズーム」3倍でも十分実用的だと思います。遠くからしか撮れない動物園などでも活躍するでしょう。(若干のギザギザ感はありますが)
iPhone 11は2倍ズームと同じく画質は相当劣化してます。
P30の写真が、顔のふさふさ感など一番自然な感じですかね。
①Pixel 4「3倍」、4032×3024、f/2.4、露出時間1/24、ISO-370
②iPhone 11「3倍」、4032×3024、f/1.8、露出時間1/60、ISO-500
③HUAWEI P30「3倍」、3648×2736、f/2.4、露出時間1/24、ISO-400
5倍ズーム
Pixel 4の5倍ズームですが、被写体との距離が近かったり、晴天下である等シーンによってはとても綺麗に写ります。
①Pixel 4「5倍」、4032×3024、f/2.4、露出時間1/105、ISO-38
②Pixel 4「5倍」、4032×3024、f/2.4、露出時間1/413、ISO-40
③iPhone 11「5倍」、4032×3024、f/1.8、露出時間1/257、ISO-32
④HUAWEI P30「5倍」、3648×2736、f/2.4、露出時間1/327、ISO-50
8倍ズーム
8倍までズームしてもここまで綺麗に写せるとは驚きです。Pixel 4 のズームは最大8倍までです。Googleとしても実用に耐えられる画質は8倍程度までと判断したのでしょう。
①Pixel 4「8倍」、4032×3024、f/2.4、露出時間1/564、ISO-43
ポートレートモードも進化
Pixel 4はデュアルカメラになり、ポートレートも進化しています。ズームとポートレートを併用することも可能です。
ちなみにiPhone 11はズームを使用している時は、ポートレートで撮ることは出来ません。
ズームの作例は以上です。やはりズームを多用する方は、iPhone 11では厳しいと思いますので、上位の「iPhone 11 Pro」や、「Pixel 4」を選択する必要があると思います。
「Pixel 4」で残念なのは超広角がないということです。ズームも撮りたい、さらに超広角も撮りたい、ということであれば「iPhone 11 Pro」ということになるのだと思います。ちょっと端末価格が高いような気もしますが。
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